不定期更新日記 - Diary -

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2004/04/03 カレーの神よ、ありがとう

 先週に食ったベンガルのカレーの影響か、無性にエチオピアのカレーを食いたくなった。食って、自分の舌で結論を出してみたい。
 そう思ったが早いか、早速行動を決定。前日のうちにメッセンジャーで友人にも働きかけ、友人と二人で秋葉原へ行くことにした。自分はついでに買い物もしていくつもりだったのだが、秋葉原に着いてから友人に予定を訊いてみると、特に目的がないという。完全に自分の都合で付き合わせてしまう形となったのだが、カレーのためだけに付き合ってくれるとは、私もいい友達を持ったものである。将来が楽しみだ(笑)

 秋葉原で合流したのは12時15分。昼飯時ということで早速エチオピアへ向かう。
 今回、エチオピアでは一つの目的があった。エチオピアを試すような真似で少々底意地が悪いのだが、辛さを自分で決めずに店側に全て任せてしまうことである。0倍から70倍までのカレーを食い、自分にとってのベストは何倍だろうか、などと模索したりもしたものの、最近になってこれが全く分からなくなったのである。こんな状態では自分の舌だけで結論を出そうと思っても無理だ。そこで、店側が自信を持って薦める味で結論を出そうと考えていたのである。
 そして、エチオピアに到着。頼むメニューはチキンカレー。辛さの倍率について訊かれた所で「お任せってできますか?」と訊き返す。
 すると、「お任せの場合は0倍になります」と言う。……0倍? つまり、このカレーにレッドチリは要らないと? 馬鹿な。ならば何のためにそんな注文があるのだ? と一瞬頭に血が上る。思わず「なら0倍でいい」と答えてしまったが、少しした後に改めて店員さんに訊いてみる。一番佳味いのは――すなわち、お薦めなのは何倍なのか? と。「おすすめとなると、0〜1倍です」ということだ。
 少々複雑な気分だった。レッドチリパウダーの量で辛さを調節するということ自体にそもそも疑問はあったのだが、それはこのカレーがレッドチリの量の違いを許容出来るだけの懐の深さがあるからだ……そうに違いないと思っていた。しかし、店側のお薦めは0倍。こうなっては、出てきたカレーを食うしかあるまい。あとは最終的な判断をするだけだ。
 ……言うまでもないが、0倍のカレーは物足りなかった。気のせいか、このカレーの最大の特徴であるクローブの鮮烈さも、今日はほとんど感じられなかった。

 エチオピアに別れを告げ、秋葉原へ戻る。あとは買い物をしつつ、ぶらぶらと歩き回るだけだ。せめて、カレーのためだけに来てくれた友人には何か面白いネタでも提供したいものだ。まぁ、歩き回るだけでも何かしら発見はあるだろうとは思っていたのだが……ここは敢えてターゲットを絞ることに。
 (確か、彼には若干のメイド属性があったはず……よし、とりあえず彼が知らなさそうなメイド喫茶の場所でも教えておくか)
 メイド喫茶などというものも、数が少ないうちは物珍しさから場所など把握していたものだが、今となってはとても把握しきれたものではない。まぁ、そこまで数が増えているのなら、少し歩き回っているだけでも幾つか見つかるに違いない、と思っていたのだが……
 これが見つけられない(汗)。仕方がないので一軒だけ案内し、場所を教えておく。機会があればどこかしら行って来てくれるんではないかと期待していたのだが……どうやらその気はなさそうだ。ちっ、つまらん(笑)

 買い物も済ませた夕方過ぎ。どこかで一息つこうということになったのだが、どこにするかで悩む。妥協案としてマクドナルドが挙がったが、無意味に金と時間を消費しに行くような気がして、何とも気に食わない。この時、己の頭の中には一つの考えがあった。
 カレーが食いたい。エチオピアでの一皿だけではどうにも煮え切らないので、何かしらカレーを食いたい。この際カレーなら何でもいいのだが、この時点では候補となる店がいつもより少なくなってしまっている。まず、夕方を過ぎてしまっているため、トプカは居酒屋となっている。そしてベンガルはお店の方がインドへ研修の旅に出ているため、今週は開いていない。すぐ行ける、目ぼしい所となると、残るはラホール辺りか……と思われたが、実は他にカレー屋があったりする。
 ……そう、メイドさんのいるカレー屋である(違う)
 連れが連れだけにこの展開もアリだと考え(笑)、手近なメイド喫茶へ向かってみる。後の説明で分かる人にはすぐ分かりそうだが、店の名前はとりあえず伏せておこう。
 同じ建物の売り場を通過してエレベーターを登り、入店するわけなのだが……売り場を通り抜け、エレベーターを前にして二人とも足が止まった。1Fの一種混沌とした雰囲気が何とも言えず……というか、エレベーターのドアの横にある各フロアの配置・説明を見る限り、上に行けば行くほど危険なのだ(汗)。で、目的のメイド喫茶はその上のフロアにある。これは……絶対に店の配置がおかしいと思う(汗)
 二人とも同じことを考えているようだったので、友人に選択権を与えてみた。「メイドさんのいないカレー屋もあるけど、どうする?」こういう時に自分で決めず、友人に決めさせるというのは実に意地が悪い(苦笑)……結局はラホールへ向かうことに。まぁ、カレーが食えればどこでもいいので、無難な選択だと言える。むしろ、初めからそうするべきだったか……
 ラホールでは友人が少々辛口(1辛)のカツカレー、私が極辛(5辛)のメンチカツカレーを注文。ほぼ二年ぶりに見た極辛カレーは真っ黒かと思うほどの焦げ茶色だ。初めて食った時の記憶を思い出し、食う前から汗と鼻水が……しかし、鼻を触った左手の指を見ると、指が赤い――は、鼻血じゃないか!? 突然の事態に焦りまくる。バッグからちり紙を取り出し、とりあえず止血……何とか治まった。厨房の熱気――気温が影響したのではないかと思われるが、鼻血は一度止まってからは出なくなった。念のためちり紙を小さく折りたたんで鼻に詰め、安堵しつつカレーを食べ始めたが、しばらくしてからあることに気付き、額に冷汗が流れる。
 あのままメイド喫茶に行かなくて良かった……仮にメイド喫茶で鼻血でも出そうものなら、その瞬間に稀代の勇者誕生である(爆)
 ……と、それはさておき。
 初めて食った時には猛烈な辛さを感じたものだが、今回はそこまでの辛さは感じず、むしろ丁度いい位だった。二年近く経って、辛さに対する耐性がかなり上がったということだろうか。揚げたてのメンチカツの肉汁の味がカレーの辛みで引き立つ。これが実に佳味かった。

 カレーを食った後、秋葉原駅で友人と別れる。別れ際に「カレーの神よ、ありがとう」などと口走って友人に受けたが、当事者としては割と本気である。
 しかし、今日のカレーは気分の問題か、これまでで一番佳味かったというか……とにかく、安心した(汗)。冷汗をかくほどの思いもスパイスだと言ってしまえば、そうなのかもしれない。しかし、こんなスパイスは二度と使いたくないものである(苦笑)


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